コンビニエンスストアはまるで親切な隣人のようだ

         台湾はコンビニの密度が世界一高くて、総数は一万軒ぐらいだ。駅前、住宅街、国道など多くの場所でコンビニを見かける。都市周辺では100メートル以内の距離、道路の向かい側など、近くに他のコンビニがあることも多い。

 コンビニは近くて便利なので、私たちの生活に不可欠なものになった。以前はコンビニの食べ物はまずいイメージがあったが、今は食品の生産技術が進歩して、手作りで作り立てのお弁当、パンなどが食べられるようになった。食べ物は種類が多くて、常に新発売の商品を提供している。そして、台湾の伝統的な豆花、愛玉などデザートも売っている。24時間営業しているので、深夜でも暖かいお弁当も食べられて、心も暖かくなる。

 

コンビニはただ買い物の場所であるだけではなく、郵便、ATM、コピー、ファクスも使え、電話代、駐車代なども払える。最近では、インターネットで買い物した時、コンビニを通して、品物の受け取りと支払いもできるようになった。端午、中秋、正月などの祝日前には、ちまき、月餅、お正月の料理なども買える。また、7-ELEVEnではicashというカードにお金を入金すれば、次からは現金を持たずにicashカードで買い物することができるので、支払いは便利になった。

 

 台湾の四大コンビニはアメリカの7-ELEVEn、日本の全家(Fmaily Mart)、アメリカの協力によって作られた台湾の萊爾富(Hi-life)、台湾のOKである。消費者の選択肢が多くなるに従って、コンビニの企業は競爭が厳しくなった。だから、コンビニは自社の商品、特価活動などの戦略を通して消費者の目を引くようになった。

 

近年、「超商集点活動」という戦略が流行っている。「超商集点活動」とは一定の額を消費すれば、一枚シールをもらえるというものだ。十枚シールを収集したら、人形、カードなどお菓子のおまけのような特典をもらえる。2005年四月に7-ELEVEnはハローキティーのマグネットのポイントを集める活動のおかけで、たった1ヶ月で収益が百億元を超えるという新紀錄を樹立した。7-ELEVEnでこのような活動を始めてから、FmailyHi-lifeOKなど他のコンビニも同じような活動をしている。

 

コンビニ企業の「集点活動」の特典で、客の目を引くことにより、消費も高まり、消費者の消費の回數も多くなる。「集点活動」の特典には三つの特色がある。

第一に、テレビ、漫画など人気なキャラクターを使用していることだ。例えばちびまるこちゃん、ケロロ、ドラえもん、スヌーピー、ハローキティーなどだ。

第二に、特典には他の機能もついているということだ。例えばまる子ちゃんの文房具、ドラえもんのペン、スヌーピーのカードなどだ。

第三に、特典は期間限定で、数量も限定されている。そして、シールを集めた人だけがもらうことができ、決して買うことはできない。

 

シールは一般的には消費金額が60元~75元ぐらいで一枚もらうことができる。消費金額を60元~75元にする目的は客の消費金額を高めることだ。例えば、消費者はもともと、昼ごはんに50元のお弁当を買うだけのつもりだが、特典をもらうために、プラス20元の飲み物を一緒に買う。

 

消費者は好みの特典をもらうために、よくコンビニへ買い物に行って、シールを収集して、特典をもらう。そして、次は全種類特典を集めたくなり、再び消費する。そうすることによりコンビニ企業は利益が伸びる。消費者はコンビニの便利さに満足することができるので、コンビニはまるで親切な隣人のようだ。コンビニ側も消費者側も、どちらの要望も叶えることができる。

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